この菌が空調設備の冷却塔や貯湯タンク、循環式浴槽など水温20度以上の人口水環境に
入り込むと、原生生物に取り込まれて爆発的に増殖し、これを吸い込んだ場合
レジオネラ症という病気を引き起こす原因となります。
エアロゾル(目に見えない霧)が感染源になった例が
多く報告されています。最近ではレジオネラ属菌に汚染された循環式浴槽水やシャワーで
発生したエアロゾルを吸入した例、あるいは浴槽内で溺れ、汚染された水を吸い込んで
感染した例なども報告されています。
平成12頃からは老人や幼い子供たちへの感染例や死亡事故などが増え、
社会問題として取り上げられました。
参考資料→生物膜(バイオフィルム)について
大腸菌、レジオネラ菌共に肌の弱い方や抵抗力の少ない幼児、老人には大変注意が必要です。
口からの感染だけではなく、皮膚からも菌は侵入してきます。
特に敏感な肌の方には出来るだけ菌の少ない入浴を心がけて頂く方が良いでしょう。
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